真空下水道システムVACUUM SEWER SYSTEM

真空下水道システム

水都工業は(株)LIXILからVacuflowシステム、積水化学工業(株)
からSIVACシステムの事業を継承しています。

真空式下水道システムとは、下水管内を真空にし圧力差を用いて汚水を収集するシステムです。真空弁ユニット、真空下水管、真空ステーションの三つの要素から構成されており、管渠工事が大幅に削減できるほか、経済性・施工性などにおいて優れた効果を発揮します。重力を利用する従来の自然流下方式にはない、数々の特⻑を持っています。

真空弁ユニット

真空弁ユニット

各排水設備からの重力配管と真空管路を接続する施設です。汚水が一定量たまると空気と一緒に自動的に吸引します。真空弁ユニット内の機器は真空の圧力で作動するため電源は不要です。

Point
  • 真空弁は50mmと75mmをラインナップ
  • ボールフロートによる確実な水位検知
  • 気液同時吸引(気液比空気1.5:水1.0)
  • 50mm真空弁

  • 75mm真空弁

  • 50mm真空弁
    ユニット(S2P0U-B170)

    75mm真空弁
    ユニット(S3R1-0140)

機能強化はご相談ください。経年設備をレトロフィット(リニューアル)することが可能です。

  • 工事前
  • 工事後
Point
現在ご使用中の真空弁ユニットの躯体はそのままで、真空弁をはじめとする内部機器を更新することで機能強化を図ります。
土木工事を必要としないため数時間の工事で完了します。

真空ステーション

真空を発生させるシステムの重要施設です。真空ポンプ式とエジェクタ式の2種類があり、計画水量や設置環境によって選定します。

真空ポンプ式ステーション

特長
  • 対象人口:3000人程度まで
  • 運転真空度:−60〜−70kPa
  • 主要機器:真空ポンプ・圧送ポンプ・集水タンク

【能力ラインナップが豊富にあり規模の大きい汚水収集も可能となります。】

エジェクタ式ステーション

特長
  • 対象人口:600人程度まで
  • 運転真空度:−50〜−60kPa(最大−70kPaまで)
  • 主要機器:エジェクタ・汚水循環ポンプ

【コンクリート製マンホールまたはカルバート内に納めたコンパクトな構造となり駐車場や車路下の省スペースにも設置可能です。】

機能強化はご相談ください。真空ステーション内の構成機器類をリニューアルします。

Point
経年設備となった真空ポンプ、圧送ポンプ、制御盤の更新をご提案します。また、真空ポンプ式→エジェクタ式への更新などもご相談ください。

クラウド型監視装置

真空ステーションの現在の稼働データや真空弁ユニットの異常を遠隔でクラウド監視します。

監視画面例

  • 地図情報

  • 現在警報

  • 警報履歴

機能強化はご相談ください。既存の有線式及び無線式監視装置をクラウド型監視装置へリニューアルします。

Point
真空弁ユニット1台から更新が可能なので対象エリア毎で段階的に更新していくことができます。
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